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■掛算

こんばんは。安高でございます。

 

 

先月、児玉健さんという方の講演会に行ってまいりました。

 

 

児玉氏は、世界的に有名な2人組けん玉パフォーマー「ず〜まだんけ」の一員であり(去年の紅白歌合戦に出ていたのを憶えてる人も多いかも)、また都内で「ドイツゲームスペース」という、アナログゲーム専門の遊技場を経営する人物でもあります。



けん玉の技術は、もはや忍者としか形容の出来ないレベルで、1年弱ほどのけん玉歴の私から見れば完全に異世界の人ですが、児玉氏がけん玉を始めたのは実は30歳かららしいです。


 

▲児玉さんのサイン入りけん玉。現在は練習のし過ぎで消えかかっています。

 

 

講演会のタイトルはズバリ「遊び人のつくりかた」。
児玉氏は30歳までは不動産会社に勤務していましたが、脱サラし、遊びの世界に飛び込んでいったという経歴の持ち主です。

 

 

講演の内容は、氏がどのようにして不動産の世界から、けん玉とアナログゲームの世界に飛び込んでいったのか、
そして、遊びを仕事にするためには何を心がけていけばよいのか?といった内容が中心で、
講演会の参加者には自分の知人も多く参加していたのですが、参加者一同、皆たいへんな衝撃と感銘を受けて帰路に就いたようでした。

 

 

ちなみに、自分が児玉氏の話の内容で一番感銘を受けたのは「黄金の二足のわらじ」の話です。

 

 

児玉氏は、自分は「けん玉」と「人狼ゲーム(=アナログゲームの一つ)」の黄金の二足のわらじを履いており、その2つの掛け算なら俺は誰にも負けない、と仰っていました。

 

 

どういうことかというと、「けん玉を子供のころからずっとやってる人には敵わないし、人狼ゲームが強い奴だっていっぱいいる。ただし、けん玉をここまで極めて、人狼ゲームをここまで極めた奴はこの世には自分の他に存在しない。その2つの掛け算の世界ならば俺がナンバー1」ということでした。

 

 

私は、なるほどー!と思わず唸ってしまいました。
そもそもけん玉にしても、もともと一人で地味〜に遊ぶ遊戯だったものに「地味だとオモロないから派手にやる」「一人じゃなくて二人組でやる」という全く違う要素を掛け合わせて「ず〜まだんけ」という唯一無二のけん玉ユニットを作り上げたという経歴が、児玉氏にはあるのです。

 

 

何かと何かの掛け算で世界は広がる。
これは創作活動において物凄いヒントになると感じました。

 

 

さて、これを自分に置き換えてみるとどうでしょうか。

 

 

自分の場合「エレクトリックギター」×「Microsoft Excel」の二刀流なら誰にも負けないのではないか、と思っています。

 

 

ま、自分のギタリストとしての実力なんてたかが知れてますし、いくらでも上には上が居る世界です。世の中にはExcelでテトリスを作ってしまうような想像を絶する変態もいます。

だが、ここまでギターが弾けて、おまけにExcelも極めてる人って、ちょっと他には居ないんじゃないでしょうか。

 

 

最も、それが互いにどのくらい役に立つのか、掛け算を産み出せるのかと言われると中々難しいです。
そう簡単に答えが出るものでもありません。
しかし、思い出してみると昔こんなことがありました。

 

 

 

 

 

 

自分は、以前に組んでいた「クラッシュインアントワープ」の時代から、レコーディング曲の構成表をExcelで作っています。
レコーディングにはいつもProToolsを使っていて、ProToolsは曲のアタマからの小節数で曲をカウントしています。
部分的に録音し直す箇所があった場合、構成表を見ればそれが何小節めかがすぐに分かるというものです。

最初、白紙の構成表に鉛筆書きで小節番号を記入していたんですが、余りにも面倒なため「何とかラクをしたい!」と思い、ノートPCを持ち込んで構成表を作ったのが始まりです(今はiPadでやってます)。

番号のところにはIF関数が入っていて、行の途中で小節を消しても、自動的にその後に続く番号も修正されるという仕組みになっています。

 

 

余談ですが、自分の場合録り直しをする時、アシスタントエンジニアさんに「すいません、2回目のサビの繰り返しの後のドラムフィルの後から2小節録り直すのでそのちょっと前からお願いしま〜す」という風にお願いするのが死ぬほど嫌いです。

小節数はProTools側で管理しているんですから、例えば「150から2小節録り直したいので、2小節前からお願いします」とお願いすれば済む話です。
これだけで、録り直す時のストレスが大幅に減ります(少なくとも自分の場合は)。

 

 

…と、まぁ他にも色々と工夫はあるんですが、こういうような理由でExcel構成表は欠かせないものとなってます。
もっとも、こんなことはExcelの初歩も初歩で、実に他愛のない工夫なんですが(そもそも表計算として使わないのは邪道という声も…)。

しかし、現役のギタリストで、Excelを使ってこれだけの発想が出来る人が果たして他にいるでしょうか。

 

 

CIAのレコーディング時のエンジニアさんからは「お前より上手いギタリストは腐るほどいる。だが、こんな構成表を持ってきたギタリストはお前が初めてだ」と言われました。

 

 

あー、なるほど。これが自分の特性なんだな、と。

 

 

端的に言えば、自分はもう100億%理系脳なんですが、よくよく考えたら自分の理系マインドが、ギタープレイにも随分影を落としているのが分かります。
例えば…

 

・機械のように同じフレーズが何小節もループするプレイを好む
・あるフレーズが、サンプリングの如く他の曲で突然出てくる
・効率的に練習したい。なるべく練習せずに上手くなりたい(笑)

 

といったところでしょうか。
そこそこ、自分の人生が色濃く表れたギタープレイなんじゃないかと思ってます。

 

 

とはいえ、けん玉×二人組に比べたら霞むくらい全然ちっぽけな化学反応なので、これからも色々とトライして色々なものを混ぜ合わせていかなくっちゃだね。

ムチャクチャ頭おかしいことをやらなきゃ、浮かび上がれない世界ですから。

 

 

--------

 

 

さてさて、そんな私がやってるバンド「wilberry」に、「ジョウミチヲのキューバ旅行」という最強の掛け算によって出来上がった曲「HAVANA」と「coppelia」。
そして「wilberry」と「疾走感」という、今まであまりやってこなかった掛け算によって産声を上げた「bouquet」。
この3曲が入ったニューシングルCDが、遂に完成しました!

 

 

 

 

本日、11/2の高円寺HIGHのライブから会場限定で売り始めます。
そして11/3名古屋大須OYS、11/4難波meleでも。

 

 

ハッキリ言ってメチャクチャな自信作です。是非皆様に聴いてほしいです。

 


人生は一期一会です。

これを見逃したらもう次は私たちは死んでるかもしれないよ。

絶対に見逃さない方がいいです。

 

 

会場でお待ちしております!!

 

 

 

よろしく!